11/26/2006

商業登記オンライン申請黎明期の話 その2

商業登記のオンライン申請について その2

その2 重複する申請を出した場合のはなし

これは専門家が見たらおかしな内容であるかもしでませんが、当方の誤解に基づくものであればそこは1つご容赦をいただいて、話を進めたいと思います。商業登記のオンライン申請が始まったころ、オンライン申請で使用するシステムはJavaを利用した高度なシステムであるとだけ聞いていました。何がどう高度なのかは分かりませんが、今まで聞いたこともないような言葉が出てきて、まごつきました。まず私たちが利用しているパソコンに、サンマイクロシステムズのJREをインストールし、Javaの実行環境を整えます。次に法務省のホームページからオンライン申請システムインストーラをダウンロードしてきて、パソコンにインストールする必要があります。そのうえでこれも法務省の発行している、申請書作成支援ソフトウェアを使用して、申請書を作成し、それをオンラインで送信するという手順を執らなければなりませんでした。

ところが、恥ずかしながらJavaのアプリケーションを利用するのは初めての経験ですし、Internet Explorerの画面上で、Javaのアプレットが実行されるのを見るのも初めてで、こちらは何も分からないけれどコンピュータが正常に作動してくれるおかげで、つつがなく登記の申請ができたというのが本音です。

それで、当方の機械の調子が悪いのか、それとも登記申請を受け付けるサーバーの回線が細いのか、最初の頃は1つの申請をするのにえらく時間がかかりました。まるで機械が止まってしまったような状態に陥り、強制終了しようかと考えたりすることが何度もありましたが、処理自体は進行していて忘れた頃にデータの送信が無事に完了していたりすることがありました。JavaのアプレットをInternet Explorer上で実行する場合に、どの程度の時間がかかるものであるか、経験したことがなかったのでついつい処理が止まってしまったかのように錯覚することがありました。

ある日、送信データに電子署名を付しデータを送信しましたが、データが到達しましたというウィンドウが開かないまま、機械の反応がなくなって再起動し、同じ処理を繰り返しデータを再送信いたしました。ここに、盲点がありました。実際にはサーバにデータは到達していて、完全に受けつけられていたのに、そのことがこちらに伝わってこなかっただけで、気がつくと同じ会社の同じ登記が2個申請された状態になってしまいました。

重複申請の場合には、あとのものを取りされるのが筋であろうと考え、オンライン申請を利用してあとの申請を取り下げました。

取り下げ自体はすぐに受理され、申請事件の一覧表の中に取り下げの処理中と表示されるようになりました。

ところがこれがいつまでたっても処理完了しないのです。そこで、最初に申請した事件の添付書類を法務局に届けに行ったときについでにあとの申請を取り下げているので早く処理を願いたい旨申し入れをし、法務局の承認を得ました。やれやれと思って法務局から戻ってきてみると、取り下げの処理完了の通知メールが送られてきていました。

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