8/07/2010

チビ昇天

闘病記に登場のチビですが、平成22年8月4日に天に還って行きました。
約13年間、天からお預かりしていた命でしたが、再び天にお返しすることになりました。
深大寺、8月の青空にチビは吸い込まれて行きました。

約8ヶ月ほど、乳腺腫による闘病を続けていました。
猫の生存中は、ターミナルケアするこちらにもストレスが生じ、心のなかにおりのよう鬱屈した気持ちが積もっていました。
猫が死んで火葬を済ませた翌朝、重かった心が軽くなりいつもよりうんと早く目が覚めました。
心は軽いのですが、とても悲しい。
心が軽くなったのではなくて、心に空洞が出来たという方が正しいようです。
冒頭に記した通り、命は天からの預かり物で私たちが自由にできるものでは無いと信じております。寿命が尽きたら、再び天にお

返ししなければならないものであると。
その自明の理が、心に大きく響くのです。

送っている私たちも、だんだんと歳をとり、年齢という事実を意識し始めています。
自分たちよりも先に往かれることにより、自分たちの心から何かが失われ、寂しさもひとしおですが、その寂しさが治癒出来なく

なる時が来たら、それは自分たちよりも寿命の短い生物と共に暮らすことができなくなる時であろうと自覚しているところです。